口調を変えても犬は分からない

犬のしつけに関連して、飼い主がやりがちなミスが、状況に応じて言葉のトーンを変えるということです。たとえば、犬の名前を呼ぶとき、普段は優しげな口調で呼んで、叱るときにはキツイ口調で呼んだり、どなったりするといった感じです。

でも、これはあまり効果がありません。口調がキツイから怒っているというような認識はしないからです。

雰囲気から飼い主の機嫌が悪いといったことは伝わりますが、自分が叱られているというふうには取りません。そのため、ワンちゃんを不安にさせたり、興奮させたりするだけで、しつけ上プラスになることはありません。

そもそも、叱るときに大声を出すということ自体が、犬のしつけではナンセンスです。場合によっては、遊んでもらっているのかもと、全く正反対の解釈をしてしまうこともあります。

大声を出せば、驚いて動きが止まったりするので、飼い主からすると、『叱られたことを理解した』と思えるかもしれませんが、実は単純に驚いているだけで、いけないことをしたというメッセージを伝えることは出来ていません。

こういった認識のギャップが重ねると、なかなか言うことを聞いてくれないという結果になりますので、要注意です。